活動レポート

2019年3月
保育園での卒園製作

眩い晴れ空の下、園児たちの元気な挨拶と共に、つくおとメンバーとの一日がスタート。
この春卒園を迎える園児たちと建築家が一緒になって、
記念制作として保育園へ設置するお知らせボード(掲示板)を作ります。

つくおとには園児たちと同じくらいの子どもを持つ子育て世代メンバーがいるので、
子どもたちの感覚に寄り添うのはお手のもの!
それぞれニックネームで自己紹介して、手作り紙芝居で建築家の仕事を説明すると、だんだん和やかな雰囲気に。
子どもたちとの距離が近づいたところで、早速作業開始!

あらかじめ準備しておいたボードの枠に、子どもたちが自由にカラーリングしたパーツを張り付けていきます。
色合いや凹凸のバランスを見ながら、ボンドを上手に塗って…。工程の1つ1つが楽しそうです!
ボードの枠となる素材には、家具でもよく使用されるタモ材をチョイス。
長く安全に使ってもらえるよう、建築家の想いが素材のこだわりに表れています。
「樹種選びも建築家の仕事なので、この機会にたくさん木に触れてほしいなと思って。」
と、メンバーの矢口朋子さん。

ボンドが乾くまでお昼休憩し、午後からはカレンダーの制作。
つくおと建築家とすっかり仲良しになった園児たちは完全にやる気モードMAX(笑)
角材を月の日数や曜日の数に切り分け、パーツにしていくのですが、
おそらく初めてであろうのこぎりやトンカチを使う子どもたちの真剣な眼差しといったら…!

安全に注意を払いながらチャレンジする様子を建築家たちが見守る中、
子どもたちの手によってゴールのカタチが見えてきました。
全てのパーツを作り終え、いよいよ完成です!
今日の体験は子どもたちにとって、さぞかし刺激的だったことでしょう。

保育園の先生方は、
「毎年オーダーメイドで協力してくださるつくおとさんにとても感謝しています。
準備の段階から子どもたちは希望をもってパーツ作りを楽しんでいましたよ。」と話してくださいました。

つくおとが大切にしているのは、子どもたちと建築家が直接触れ合う貴重な機会を通して、
建築家の仕事を身近に感じてもらったり、子どもたちが自由に描く建築の夢を少しでも育めたら…ということ。
ものづくりの楽しさを学び、建築家という職業に興味を持たせることができることで、
建築業界の未来は明るく、希望に満ちたものになるのではないでしょうか。

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